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2007年2月 アーカイブ

2007年2月28日

ベトナム正月

いつも「これは果たしてホットなニュースと言えるのだろうか?」と
悩みながら書いているホットニュースですが、
今回はホットニュースの趣旨にばっちり(?)の、
お正月のニュースをお届けします。

カンボジアにいると、お正月を3回楽しめます。
西暦の1月1日、いわゆる今の世界の一般的なお正月。
もう一つは、カンボジアやタイなどの、仏教の暦のお正月。
そしてもう一つは、日本の旧正月とも一致するベトナムや中国のお正月です。

カンボジアには華僑やベトナム人がたくさん住んでいますので、中国(ベトナム)正月も
街中で盛大に行われます。
お祭りごとが是非楽しまなければと、
水上村コンポンルアンと近くの都市プルサートでのお正月に参加してきました。

お正月に入る前に、皆はお墓参りをし、先祖の墓の前で砂山を作る行事をするそうです。
あいにく今回その行事は見られなかったのですが、
その後お正月に入り、皆は家族で集まり、日本のお正月のようにいろいろな行事を楽しみます。
正月に入るときには、様々なお供え物を捧げます。

いつもは漁で忙しい水上村の人たちも、このお正月のためにいつも以上に働いてお金をため、
正月は思いっきりお酒を飲んでグータラします。
女性はお正月料理を作るのに忙しいです。
子ども達は大人と一緒に将棋やトランプなどをして遊びます。

お年玉ももらいます(自分もちゃっかり頂きました)。
お年玉をもらうときは、「おじいちゃんが今年も健康で長生きできますように!」
とお祈りします。

正月の間は、家を掃除しません。
ほうきを持つことも良しとされません。
ほこりやごみを外に掃きだすことが、
「運や財産が逃げていく」ことになってしまうそうです。

こんなお正月の中でひときわ目をひく(耳をつんざく)のが、
「爆竹」です。
ベトナム本国では法律で禁止されているという爆竹ですが、
こちらでは時間や場所などお構いなしに、みんな爆竹で遊びます。
特に家につるして正月をお祝いする長ーい爆竹は、ものすごい迫力。
水上村でのベトナム正月をお祝いするミサでも、盛大に爆竹が鳴らされました。

正月を体験してみて感じたのは、やっぱりお正月は一年で一番特別な時期だということ。
普段楽しみといった楽しみもない水上村の人たちですが、この正月は皆が楽しそうでした。

今から来年のお正月が楽しみです!

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ミサの後、神父さんから祝杯を受けるおじいちゃん。

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花に飾られた聖書のみ言葉を家族代表が選び…

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読み上げます。その年の運勢を占うといった意味あいです。

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お正月のごちそう。生春巻きは絶品でした!

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いろんなお店や各家庭で、いろんなお供え物が捧げられます。

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とにかく長ーい爆竹。耳がキーンとなります。

2007年2月27日

かむアリ

皆さんはアリに噛まれて痛い思いをしたことがありますか?
カンボジアにいると、よくアリに噛まれます。

アリといっても噛むアリと噛まないアリがいます。
うっかり甘いものをこぼして、家の中に気絶しそうな程の
おびただしいアリがやってくることがありますが、
噛まなければ被害はありません。
でも、自分の住んでいる田舎の家の、外の水浴び場には、
噛むアリ(赤いアリです)がたくさんいて、厄介です。
でも水をざーとかければ、退散していきます。
アリはスズメ(前回のホットニュースをお読みください)と違い、
共生は可能だと思っていました。

でも先日、実に痛い思いをしました。
大家さんのお友達の農場に連れて行ってもらったときのことです。
マンゴーやジャックフルーツの木がきれいに並ぶ、とても広くてきれいな
その農場でしたが、おトイレがありませんでした。
尿意を催した自分は、マンゴの木に近寄って行って、根元めがけて
栄養を与えていました。
おしっこをしていたということです。

そこで悲劇は起こりました。
まだし終わっていない時、体中に激痛が走ったのです。
たくさんのアリが、体のありとあらゆる所を噛むのです。
それはもう、地獄の痛さでした。
なんとかしたくとも、し終わるまでは、戦いようがありません。
ただひたすらに耐えるしかないのです。

やっとし終わってから、大声で助けを呼び、たくさんの人の協力を
得ながら、アリとりが始まりました。
皮膚を噛んでいるアリは、キバが刺さってひっかかり、なかなか取れません。
アリを捕った人の指をも攻撃してきます。
以前家で小さいサソリに噛まれたこともあり、それもとても痛かったのですが、
アリは小さいながらも数で攻撃してくるので、もっと痛いのです。

どうやら自分はアリの巣に触れたようで、それが悲劇の始まりだったようです。
アリの名は「アンクローン」。一生その名は忘れられないでしょう。
ちなみにそのアリも、カンボジアのいろいろな動物、虫の類にもれず、食べられます。
卵も市場で売っています。
自分もお味見させていただきましたが、アリというものは酸っぱく、
なかなかにおいしいものでした。
皆様もぜひお試し下さい。

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丸まった葉っぱの中には

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噛む赤いアリの巣がありますので、ご注意を!

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これが卵と女王アリの混じったおやつです。唐辛子や砂糖を混ぜて頂きます。

2007年2月26日

スズメ革命

クロコーという田舎に家を借りてからもう半年が経ちますが、
借りた当初からずっと自分を悩ませてきたのは
「スズメ」です。

朝からやかましく鳴くスズメ達。
その数は40匹以上。
しかもやっかいなことに、自分の寝ている部屋に巣を作っており、
毎日その巣から落ちてくる草(わら)を掃除するだけで一苦労。
とにかくその草の量が半端ではないのです。
捨てた草をまた巣に持ち帰るので、いちいち焼かなければなりません。

何度か巣の一掃作戦を繰り返してきましたが、
その度にスズメたちは、あきらめるどころか、
前よりも多くのスズメを動員し、より大きな巣を作るという始末でした。
人間をあきらめさせようという作戦のようです。

半年続いた戦いに転機が訪れました。
人づてに、「いい薬がある」との情報を得たのです。
それはネズミ捕り用のネバネバしたゴムの樹脂でした。

さっそくスズメが普段居座っている屋根の裏部分などに塗ってみたところ、
効果抜群。
薬を塗ったその日だけで10匹のスズメが捕れたのです。
頭を悩ませていた大家さん家族と大喜び。
この記念すべき日を「スズメ革命の日」と名づけ、
捕ったスズメを丸焼きにして皆で分け合い、食べました。
その味は、絶品でした。

その後もスズメは懲りずにやってくるのですが、
その数はだいぶ減ったように思います。
「スズメがかわいそうだ!」と思われる皆様は、
ぜひ一度スズメと同居してみて下さい。
きっとうんざりしますよ。

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つかまったスズメたち

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頭からボリボリといただきました。

2007年2月18日

投網シーズン

ホットニュースではもうお馴染みの大家さん。
奥さんは小学校の先生。
旦那さんは、たまに都市へと兵士として出稼ぎに行きますが、普段は家で床屋さんをしています。

最近、日中に旦那さんが家を空けることが多くなりました。
髪を切りに来たお客さんが待ちくたびれて帰ってしまうことも度々。
「一体どこをほっつき歩いているの!?」
怒る奥さんに、旦那さんは決まってこう答えます。
「ヒマすぎるから釣りに行っていた」と。

雨季に湖に浸っていた土地や人工池などには、魚がたくさん住みついています。
カンボジア語で「ボン・ソムナニュ(「網を投げる」の意)」。
水が少なくなってきたこの時期がまさにベストシーズンのようです。
ある晴れた土曜日の朝。
学校に教えに行っている奥さんの目を盗んで懲りずにボン・ソムナニュに行く大家さんに、
自分もついていきました。

泥沼に入り、大きな魚が水面の虫を捕食するタイミングを待ちます。
ガバッと大きな口が水面から出てきた瞬間に、おもりがついた大きな網をそこに向かって投げるのです。
その姿はなかなかかっこいい。
自分も投げさせてもらいましたが、うまく網が開かずに失敗。
おとなしくそばで見ていることにしました。

網を投げ終わったら、網に繋がっている紐そゆっくりとひいていきます。
網が沼の底を引きずり、網の袋状になっているところに、魚が引っかかるのです。
自分が見ている2時間ほどの間に、大きななまずが2匹とれました。

売るとそこそこのお金になるので、床屋をやっているよりも収入があるときがありますが、
旦那さんは商売ではなく、娯楽としてやっているだけです。
魚は夜のお酒のおつまみになります。

おおぎやしの実から取れる天然の果実酒「タックタナオットチュー」(「おおぎやしの酸っぱい水」という意味)と共に、
その夜もおいしくお魚を頂きました。
怒りながらもおつまみを作ってくれる奥さん。優しいですね!

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網がきれいに開いていく様子は見事です!

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「まだまだこんな魚じゃ俺は満足しないぜ」と遊び人。

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おおぎやしの木。高い木に登って、お酒をとります。

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釣りをしているお父さんを退屈そうに待っている、大家さんの子ども。

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