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生まれ変わり

以前カンボジアの人が生まれ変わりの信仰があることをお伝えしましたが、
今回もそのお話の続きです。

カンボジアの人は、「まゆつば」ものの話をするのが好きです。
最近もっぱら話題になっているのは、「恐怖の携帯電話」です。
携帯の着信に、3桁の番号(海外からの電話などは、3桁表示です)が表示され、
かつ、その番号が赤い色で表示された時(白黒表示の携帯ではそんなことは起こり得ないのですが)、
その電話に出たら死んでしまうという噂です。

赤い3桁の番号に出たら、「携帯が爆発する」とか、「あらゆる所から血が出て死ぬ」とか、
とっぴな話なのですが、「○○の町で6人死んだ」とか言って、信じているのです。
そんな話を聞いてバカにしてる私も、内心ビビッています。

さて先日、お酒の席で、ふと、「生まれ変わり」の話になりました。
第一次世界大戦後、日本の兵士がカンボジアにも、私の住んでいる町にも進駐してきましたが、
そんな話をしている時に、「そういえばバッタンバン(カンボジアの都市)に、日本人の生まれ変わりがいる」という話になりました。

「また始まったよ…」と話を聞いていた私ですが、
どうやらその生まれ変わりの子(カンボジア人です)は、生まれた時から、やたらと飛行機を恐がっていたようで、
話を聞くと、「昔私は飛行機に乗っていて墜落して死んだ」と言うのです。
しかも日本人だったようです。
なんだか良く分からない生まれ変わりの話から、興味のある話になってきました。
「実は私の甥っ子の話なんだけど…」と、近所のおじさんは話始めました。
「以前奥さんがいたんだけど、早くにその奥さんをなくして、新しい奥さんをもらったんだ。そして女の子も生まれた。」
「でも、その女の子が大きくなるに連れ、その子が、以前の奥さんの生まれ変わりだって分かったんだ。」
「なぜかって?それはその子が前の奥さんしか知りえない話をたくさんし始めて、『なんで新しい奥さんをもらったの!?』って文句を言ってきたんだ。」
話すおじさんの鼻息は荒く、『甥っ子の話』という所が「いかにも」で、その手の話が嫌いではない私は、どんどん引き込まれていきました。
「恐くなった甥っ子は、昔の奥さんの記憶をその子に忘れさせようと、鶏の卵を食べさせたんだ」。
どうやらカンボジアでは、だれかの生まれ変わりで、その記憶が残っている子には、
鶏もしくはアヒルの卵を食べさせて、その記憶を忘れさせるようです。
ただの卵ではなく、巣に残って、孵化しない卵でなければならないそうです。
例えば、10個生んで2個ぐらい孵化しないで残った卵。
つまり、「無精卵の卵」を食べさせるのです。
そういった卵は、「生まれない卵」なので、生まれ変わりの子の記憶をなくさせるために有効な卵なようです。
日本でその手の話を聞いたことがなかった私ですので、「へぇ〜」と関心してしまいました。

お酒の席で聞ける話には、「まゆつば」ものが多いものの、楽しい話が多いのですね〜。

おっと、「まさや、何パソコンやってるんだ。まだ飲め」と怒られてしまったので、お酒の席に戻ります。
それでは、また。

今回はイメージ写真のつけようがないので、お許しください。

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2008年5月28日 00:10に投稿されたエントリーのページです。

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