11月5日から8日まで、タイのチョンブリ県パタヤ市のレデンプトリスト・センターでJLMM第2回レイミッショナリー会議が開催されました。派遣者が集い、お互いの体験を分かち合い、励ましあい、今後のミッションに活かすこと、そして次の世代のレイミッショナリーに伝えていくことが目的。今回は2001年の第1回レイミッショナリー会議(タイ・サムイ島会議)から6年ぶりに実現しました。
テーマは「What is God calling you to ?」
JLMMから派遣されたタイ・カンボジア・東ティモールの3カ国から7名のレイミッショナリー(現派遣者全員)が集合しました。日本からはJLMM指導司祭、運営委員長、事務局スタッフが、そしてカンボジアからもOBが駆けつけ総勢13名。
前半はプロジェクトに関することや組織・運営に関するミーティング、後半は黙想と分かち合いで体験を深め、8日の派遣ミサでそれぞれの派遣地へと戻っていきました。
開会ミサでは、黙想指導を行ったデロシェ・レイモンド神父(ケベック外国宣教会、JLMM指導司祭)が「自分が100%努力することと、神様に100%お任せすることを合わせてはじめて100%になる」と、自分の努力と神に委ねることの両方の大切さについて派遣者に呼びかけました。

報告ミーティングでは派遣者ひとり一人、活動や取り組んでいるプロジェクトについて具体的に報告しました。カンボジアでは1998年から関わっている首都郊外のゴミ集積場において、「子どもの家」に年少児クラスを新設した経緯を杉村太郎さん(大阪教区吹田教会)が報告。さらに将来ゴミ山が閉鎖されるためにゴミ収拾による生活の糧を得られなくなる住民の収入源確保のために、屋台を貸し出してお菓子を街で売る「屋台プロジェクト」を9月に開始したことを浅野美幸さん(横浜教区菊名教会)が報告しました。

また運営・組織に関するミーティングでは、カンボジア派遣の高橋真也さん(新潟教区米沢教会)が「日本での7ヶ月間の養成プログラムは大きな恵みだった。JLMMの海外派遣候補者のみならず、今後は日本の教会の方々にも研修に参加してもらえたら」と提案し、講座の一般公開について今後検討されることになるなど、派遣中と帰国後に、海外での体験を活かして、日本の教会の活性化と、教会を通して社会のために何ができるかを考える機会となりました。
また「人々と共に生きようとするキリスト者の体験と恵みを、日本の教会に向けて積極的に発信していくことが大切」と坂野一生さん(カンボジア在住、OB)が呼びかけました。現在派遣者が共に活動しているタイ・カンボジア・東ティモールのカトリック教会と信徒グループの動きや状況について日本の教会の人々に伝えるなどのJLMMの新たな役割も提案されるなど、皆がJLMMという運動体の一員だという意識の下、積極的な意見の交換がなされました。
会議後半は、レイモンド指導司祭の指導の下、個人黙想を行いました。テーマは「私はどこに呼ばれているのか」と「JLMMはどこに呼ばれているのか」。「私はどこに呼ばれているのか」の黙想の後には、派遣者のみの分かち合いを行い、心行くまで気持ちを語り合いました。「JLMMは何に呼ばれているのか」の黙想の後には、参加者全員が参加しそれぞれの思いを分かち合いました。
「私」は「御国の実現のために、愛することを学ぶこと」、「出会いや出来事によって自分が変わる。それはまわりの人々や社会をも変えていく」、「人間の原点に、いのちに立ち返ることへの気づき。それが未熟な私をここに遣わした神から与えられたという気づき」に呼ばれている、などが分かち合われ、「JLMM」は平和の実現、神の国の実現と「弱く、貧しくされた人々の中におられる神を見つけ、その神様と日本の人々をつなぐ『架け橋』として神様の道具となること」、「何かを求めている人々の『扉』となること」に呼ばれている、などそれぞれの思いを寄せ、語り合いました。

会議を終え、派遣のミサでは参加者全員が全員を按手で派遣しあいました。JLMMの使命である「共に生きる」ことの意味を、派遣者の体験の分かち合いで深め、より豊かにすることができた4日間でした。昨年派遣された2名、松本和歌子さん(福岡教区水俣教会、タイ派遣)は「いつもはそれぞれの場所にいるけれど、いつもつながっているのだなと実感した」、重富浩子さん(大阪教区玉造教会、カンボジア派遣)も「神様、やってくれましたね!ありがとう!」と派遣への感謝と決意を新たにし、皆それぞれの派遣地に向けて旅立っていきました。
