識字教育プログラム
バッタンバン教区との協働で識字教室を行っています。指導にあたるのは、カンボジア人の先生です。2005年には先生のための研修を行いました。また識字教室のカリキュラムも全面的に見直しました。これまでの識字教育とともに、情操教育も取り入れ、子どもが楽しみながら学べるようにしています。
ベトナム人の子どもも、カンボジアの公立学校に通うことができます。でも、授業は当然クメール(カンボジア語)で行われます。そこで、識字教室では、子ども達が授業についていけるように、就学前にクメール語の読み書きを勉強します。
子ども達が学校に通うのに、もう一つ大きな問題があります。それは、学校も水上にあるため、学校まで舟で行かなければなりません。子どもが学校に通うための舟がないために、中退してしまう子どもも少なくありません。
そこで、2005年度は「日本カトリック海外宣教者を支援する会」からの援助で通学船を一艘購入しました。また2006年度には、横浜教区カトリック由比ガ浜教会の支援で、もう一艘購入することができました。これにより、子ども達は、安心して学校に通うことが出来ました。
幼稚園プログラム
識字教育のプログラムに参加する前の幼児に向けて、幼稚園が開園しました!
最初は、泣くだけだった子どもたちも今では元気に通ってきます。そしてお昼を過ぎると、すやすやと気持ちよさそうにお昼寝しています。
浄水プロジェクト
2007年4月より湖の水を浄化して住民に安価で提供するプロジェクトを実施しています。2010年度からは運営管理を現地教会が行っています。
公益信託今井記念海外協力基金の支援を受けて開始しました。
水上公園
住民は湖の上に住んでいます。子どもたちにとって十分に遊びまわれる場所はほとんとありません。
そこで、NPO法人芝の会の支援を受け、2010年度に水上公園を設置することができました。
ここで、子どもたちは毎日のびのびと走りまわっています。また、冠婚葬祭の場としても水上村住民に利用されています。